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過去と自慢の話は退屈
かつて、筆者がいた会社には銀行の元役員クラスは数人在籍していました。中には元副頭取経験者もいらっしゃいました。私が銀行で仕事をしていたときは、その方々は、雲の上の人でしたが、後年その方々とはたびたびお話をする機会に恵まれました。特にI氏は在籍している企業の将来を真剣に考えていてくれたことです。中小企業のオーナーの子弟教育を自ら買って出て時間を割いて、教えていました。
私はこのI氏は銀行時代やその後の会社社長を歴任した輝かしい経歴がありながら、銀行時代や
その後の会社社長としての運営についての「昔の話」「自慢話」を聞いたことがない。常に先を見つめている話が多い。I氏のモチベーションとオーナーのモチベーションが相違しているように思えた。I氏は私へこれを読んだ方がいいと一冊の本、」佐藤一斎の「重職の心得箇条」(月岡兎平著 中経出版)をいただいた。

人によってすでに過ぎ去った過去の話ばかりする人がいる。過去にいかにすばらしいことがあっても、また成功があっても過去は過去なのだ。話は未来志向で、これからのことについて力点を置いて行かねば、「なんだ将来性は?」と思われてしまう。将来を語るにはいろいろなアイデイアを必要とする。いろいろのアイデイアが話になると実りのある話となります。

自慢話が好きな人がいる。聞いた話をなん回もするようだとこの人も歳だから、もう終わりの人と言いたくなります。自慢を話す方は得意になって話をしますが、聞いている方は「そんなことは大したことではない」と言えないので、「なるほど」「すごいですね」と言わざるを得ません。成功事例の自慢話は周りに披露したくとも、関係者であってもあまり好感を持たれない。話から脱線までして自慢話を始めるのは、かえっもて不評を買うからやめましょう。